当教室の沿革・特徴

当教室の特徴

全国国立大学中でも非常に早く新設されたこともあり、患者数、扱う疾患の種類は数多く多彩である。他県からの患者も多い。関連各科とのやりとりも多く、チーム医療体制が確立している。また、研究、教育にも力を入れている。積極的に最善の治療方法を取り入れ、常に向上できるよう意識して取り組んでいる。この数年、受診患者数、入院患者数、手術件数いずれも著明に増加している。

診療における特徴としては以下が挙げられる

研究テーマ-1
  • 地域医療の一端をになっていることから、形成外科関連の疾患の殆ど全てを網羅しており、関東地域の各形成外科基幹施設に比べ、疾患別の隔たりが少ない。
  • 熱傷治療、瘢痕ケロイド治療に対しては、開設当初より力を入れており、当科による独自の治療体系、並びに新治療方法を行い成果を上げていることは、世界的に知られている。その有効性につき海外から多くの追試論文が出ている。
  • 近年は、先天異常(特に耳介変形、口唇裂など)の治療成績が向上し、世界的な評価を受けており、他県患者の受診が増加している。
  • 外傷や、腫瘍に関連し、耳介、外鼻、口唇などの再建につき、新治療法を開発、導入し、機能面・形態面ともに高レベルの治療を行っている。
  • 矯正歯科医との連携により、顎顔面外科手術が増加してきている。
  • 血管吻合を要するマイクロサージャリーを月に数例ずつ行っている。

現在力を入れて行っている研究テーマとしては以下が挙げられる。

瘢痕ケロイド・熱傷・創傷被覆材・皮弁の血行・耳介再建・軟骨移植

当教室の沿革

昭和57年 4月附属病院に形成外科新設(全国国立大学中で6番目)
初代附属病院教授、科長に菅原光雄就任
平成 1年 5月第15回日本熱傷学会総会開催
平成 4年10月第1回日本形成外科学会基礎学術集会開催
平成 6年 5月附属病院教授、科長に沢田幸正就任
平成 7年 4月医学部形成外科学講座新設(全国国立大学中で6番目)
初代医学部教授に沢田幸正就任
平成 24年 1月大学院医学研究科形成外科学講座教授、科長に漆舘聡志就任
当教室の沿革